【店舗テナント】契約前の漏水疑惑を調査!
定点カメラ・サーモグラフィ・湿度計で突き止めた真実
「立地は抜群のテナント物件だが、どうも室内が湿っぽい気がする……」
フランチャイズ(FC)店舗の出店を検討されているフランチャイザー様より、契約前の店舗テナントにおける「目に見えない漏水疑惑」の調査依頼をいただきました。
オーナー側は「漏水はしていないので早く契約してほしい」という意向でしたが、店子側(出店者様)としては契約後に漏水トラブルが発覚すると営業停止や内装のやり直しなど莫大な損害が発生してしまいます。
そこで当社が最新機器と長年の経験を駆使し、非破壊・精密調査を実施した事例をご紹介します。
現場の状況と調査のアプローチ
対象物件は、鉄骨造の貸しテナントです。
一見すると目立った漏水跡(雨漏り痕や水滴)は見当たりませんでしたが、店舗内に漂うわずかな湿気感が懸念点でした。
現場には天井材(天井仕上げ)が一部残っていたため、これらを部分的に取り外し、天井裏の構造部を詳しく調べていく方針をとりました。
精密調査のステップ:定点カメラ・湿度計・サーモカメラの活用
天井裏を覗くと、鉄骨部分に断熱・耐火用の岩綿(ロックウール)の吹き付けが施されていました。この岩綿は湿気を吸収しやすく、内部で水分が滞留しやすい特徴があります。
当社では、感覚だけに頼らず数値と視覚データで証明する調査を行いました。
1. 湿度計による各所の数値測定(ポイント絞り込み)
まずは天井裏の岩綿や周囲の空気を湿度計で点検していきました。すると、同じ天井裏でありながら場所によって明らかに湿度数値にムラ(異常値)があるエリアを発見しました。
2. サーモグラフィカメラによる温度差の視覚化
湿度が高かったエリアを中心にサーモカメラ(赤外線カメラ)を照射。水分の蒸発熱によって周囲より温度が下がっている部位を色(温度差)で特定しました。
3. 定点カメラによる継続監視
一時的な結露なのか、時間経過や天候(雨天)によって変化する漏水なのかを見極めるため、定点カメラを設置して天井裏の状態をタイムラプス撮影・監視しました。
調査結果と発見された原因


詳細な調査の結果、湿度が高くなっていた特定エリアの岩綿内部に水分が含まれていることが判明しました。
単なる感覚の訴えではなく、「湿度数値の不均一さ」と「サーモグラフィによる温度差データ」を提示したことで、オーナー様側も漏水(または上階からの水分の侵入・結露トラブル)の可能性を認めざるを得ない状況となり、契約前にしっかりと原因特定と防水修繕の協議へ進むことができました。
契約前の漏水調査が店舗出店を救う
店舗テナントの契約後、内装工事が終わってから漏水が発覚した場合、以下のような深刻なリスクが発生します。
オープン遅延による損害
内装・厨房設備の損害とやり直し費用
オーナー・店子間での責任の擦り付け合い(トラブルの長期化)
「何か湿っぽい気がする」「カビ臭い匂いがする」といった違和感がある場合は、契約締結前に第三者の専門業者による調査を入れることが、双方にとって最大のリスクヘッジとなります。
店舗・ビルの漏水調査・床下天井裏点検は当社にお任せください
当社では、30年の現場経験に基づく目利きに加え、サーモグラフィカメラ・高精度湿度計・定点監視カメラなどの専門機器を導入したデータに基づく漏水調査を行っています。
「契約前にしっかり確認したい」「原因不明の湿気に困っている」というフランチャイズ本部様、店舗オーナー様、不動産管理会社様は、ぜひお気軽にご相談ください。