【漏水調査】大型分譲マンション内庭園の漏水調査。
5棟に分かれた超大型の分譲マンションの庭園から地下の駐車場に大量の水が流れてくるので調査してほしいとの依頼。
マンションの管理業者は庭園の埋設された給水管が漏水していて、その水が下の駐車場に落ちているのではないかと断定し、調査を依頼してきたが、結果は庭園内の人工川と人工池の貫通トンネル内の防水が切れている箇所から地下に水が流出していることが原因であった。
【調査手順】
①現地下見調査にて図面と現地の状況確認。
②庭園の埋設給水管の音聴調査および相関式調査。
③庭園の埋設給水管の耐圧試験。
④給水管ではないことが分かり、排水関連の調査に切り替え。
⑤庭園内の川と池の防水層の調査。

まずは漏水探知器を使用し、給水管各所の音聴調査を実施。

各所バルブにロガーという漏水音の検知器を設置し、相関式漏水調査を行った。

相関式漏水調査を実施したが、漏水音は検知できず。

音聴調査、相関式漏水調査を実施するも検知に至らず、給水管の耐圧試験を実施。
配管内の圧力が下がらなかったため、給水管での漏水は無しと確定。

給水管が漏水していないことを受け、庭園内にある人工の池の防水が切れているのではないかと、池に水を溜める貫通トンネルの開口に、耐圧用のゴム製の風船を設置。

開口に風船を設置完了。
このまま池に水を溜め、翌日まで放置し、池の水が減るかを検証。

前日に池に溜めた水が減っているかを翌日まで放置し検証した結果、
全く水量は減っていなかった。
これで、給水管、池の防水、での漏水原因ではないことが分かった。
この続きで、池へ入る開口を塞いだまま、反対側の池に水を送り込む上流の貫通トンネル内で防水が切れていないかの検証を続けた。

貫通トンネル内に水をどんどん入れていく。
トンネルの出口は風船で塞いでいるため、このまま水を流し込み、手前の人工の川に水が溢れてきた分の水域の変化で水が減るかの検証を行った。

貫通トンネル内に水を流し込み、溢れてきた状態で水を止め、水位の確認のためチョークで線を引き検証スタート。

僅か1時間ですでに水位が下った。
このまま翌日まで放置し検証。

翌日の朝、確認すると、ほとんどの水が無くなっており、
後日貫通トンネル内に内視カメラを入れた状態で水を流したところ、
トンネル内で防水が切れている箇所を発見。
これで、給水管の漏水調査依頼から始まった今回の調査は全て完了。
施工概要
施工場所:大阪府堺市